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大阪らんちゅう品評会 審査前の風景

2014年11月16日(日)、愛知県の向坂養魚場において、第9回大阪らんちゅう愛好会 品評大会が開催されました。親魚(3歳以上)、2歳魚(昨年生まれ)、当歳魚(今年生まれ)の3部門に分けて審査され、参加者は各部門に最大3尾まで出品できます。審査員3名による審査で部門ごとに順位がつけられ、親、2歳は10位まで、当歳は15位までが入賞となります。

今年は昨年に比べてずっと多くの魚が出品され、ご覧のように洗面器が奥までずらり。なかなか見る機会の少ない大阪らんちゅうの良魚が並んで、たいへん盛り上がりました。

そして今回は僕の品評会デビュー。2歳魚を2尾、当歳魚を3尾出品しました。

なお、ここに挙げる画像や記事の転載等は不可です。ご注意ください。

それでは出品魚の一覧を。まずは親魚の部。


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親魚の部 出品魚 (クリックすると画像が拡大表示されます)

いずれ劣らぬ迫力満点の親魚たち。尾の大きな個体、丸みの強い個体、また長めの個体と同じ品種でも個体ごとに特徴があります。そしてよく見ていると、出品者によって魚に共通の特徴があることも分かってきて、とても興味深い。それは追い求める理想の違いとも言えるでしょう。

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2歳魚の部 出品魚 池山会長の参考展示魚も含む。(クリックすると画像が拡大表示されます)

今回、もっとも多くの魚が出品された激戦区、2歳の部。似た色柄でもよく見ると体型にそれぞれ特徴があり、また赤の色合いにもはっきりとした違いが見て取れます。2歳となると魚もかなり仕上がってきていますが、親魚ほど完成した感じでもなく、若々しさがあってどの魚も元気いっぱいでした。

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当歳魚の部 出品魚 (クリックすると画像が拡大表示されます)

こちらにも多くの魚がエントリーされました。ほっそりとした個体、がっちりと太い個体、尾が大きく広がったもの、すっと後方に流しているものなど、その姿はさまざま。いずれもまだまだあどけなさの残る可愛らしい金魚たちです。

ここで簡単に審査基準を(まだ暫定的なものです)。

・卵に尾ヒレと言われる太く丸みのある体に、体軸と平行に伸びる(平付け)の尾びれをもち、尾は先端が丸みを帯びた三つ尾(三方に伸びた尾)を基準とする

・真っ白、模様の無い赤一色(素赤)は審査対象外

・尾は平付けで左右に幅広いこと

・頭に肉瘤がないこと

・背に凹凸がないこと

・尾にサシがないこと

・体にクセ(曲がりなど)や明らかな欠点があるものは、その程度にしたがい減点、また審査対象外とする

・明らかに人工調色と判断されるものは不可

このほか大阪らんちゅうならではともいえる種々の細かな基準があり、審査員3名が全ての魚を順に検討しながら、これらの基準を満たす、あるいは欠く程度によって順位づけされていきます。

それでは入賞魚の紹介です。ここでは親、2歳、当歳について、それぞれ優勝、準優勝、3位までを掲載します。特に魚評はしませんので、ただその愛らしい姿をお楽しみください。

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親魚 優勝 川越 智夫 氏
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親魚 準優勝 松島 悟氏 
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親魚 3位 仲 幹雄 氏

次は2歳魚の部
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2歳魚 優勝 仲 幹雄 氏
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2歳魚 準優勝 尾園 暁
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2歳魚 3位 尾園 暁

最後は当歳魚の部
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当歳魚 優勝 尾園 暁
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当歳魚 2位 尾園 暁
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当歳魚 3位 尾園 暁

今回の品評会では、2歳魚部門で2位と3位を(ただし2位は仲さんからの分譲魚)、当歳部門ではなんと優勝、準優勝、3位までをいただき、出品魚すべてが入賞するという驚きの結果となりました。しかし本当に難しいのは、良い成績(つまり魚)を長年に渡って維持する事ですので、これに満足することなく、よりよい大阪らんちゅう、理想に叶った大阪らんちゅうを求め、努力を続けていきたいものです。

最後になりましたが、魚の入手や飼育に際し、多くのアドバイスやご助力を賜った大阪らんちゅう愛好会の池山五郎会長、同会の仲 幹雄さん、板谷広義さんはじめ、お世話になった皆様に、深く御礼申し上げます。

2014年11月17日記