年明け以来すっかり間が空いてしまいました。湘南はまだ冷え込む日もあるものの、どんどん春めいてきています。最近になって大阪らんちゅうの明け2歳魚を起こし、餌を与え始めました。水換えの際、成長記録を兼ねて撮影を。 

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昨年の大阪らんちゅう愛好会品評会で当歳魚の部 2位の魚。最近エムピー・ジェーから発売された金魚雑誌「きんぎょ生活」にも当日の報告があり、入賞魚が掲載されています。 まだ細いですが、昨秋の品評会時と比べると少し腹が出てきました。長手なので大きくなりそうな一尾。ちなみに優勝魚と3位の魚は福島県いわき市の某O野金魚園へ里子に。


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こちらは褪色中の1尾。素赤(猩々)になりそうなメスです。鰓蓋が短く、幅のある魚。腰あたりの鱗並びが乱れていて、尾筒が長めですが許容範囲でしょうか。尾芯はややツマミ気味。

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未褪色の魚。尾に左右の付け違いがあるため、泳ぎに難ありですが、全体としては大阪らんちゅうとしてよい素質も持っていそうだという判断で、ここまで残してきました。

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褪色中の更紗メス。極端な丸手で、なかなか大きくなりません。ただ尾が蝶尾のように面白い形をしていること、尾筒が太く短いことから、1~2年後の親候補として残しています。ひっくり返らないよう、ゆっくり大きくする予定。

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未褪色のメス。長手ながら太みも十分にあり、成長が楽しみな一尾。抱卵していて、明日にでも産みそうな腹をしていますが尾筒がやや細く、親には不向きかもしれません。

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性別不明の未褪色、大きくなりそうな長手の個体。目だった欠点はありませんが、面白みも少ない魚。ただ、昨年もそう思っていた魚が良くなった経験があるので、じっくり飼って変化を見てみます。もう少し尾幅が欲しいところ。

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同じく性別不明の未褪色個体で、こちらは丸手。それほど餌をつけているわけではないのに太いです。背肉の盛り上がりが顕著なので、餌を控えめに飼った方がいいタイプかもしれません。尾はいわゆるエビ尾です。

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素赤に近い更紗のオス。やや長手で尾芯が立ち気味なのが惜しいところですが、背が低く胴から尾筒に太みがあります。十分な大きさに育っているため、今春から仔引きに使う予定。丸手のメスとかけてみたら、面白い結果が出そうです。


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性別不明の丸手の一尾。この魚は幅があるうえ、鱗並びが肌理細やかで、来年には親に使ってみたい一尾。尾には尾芯がなくシワが入っていますが、丸みのある三尾なので今のところよしとしています。

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がっちりとした骨格の太い魚。すでに肉瘤が見えますが、この太さだと仕方がないかもしれません。背の鱗がやや乱れ気味ながら、尾筒は極太で短く良好。また、尾芯は立ち気味ですが尾形はそれほど悪くないので、親候補として残しています。性別不明ですが、オスだったら親に使いたい1尾です。

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大阪らんちゅうらしい、六輪柄の丸手個体。ここまで丸いとなかなか大きくなりません。一見すると頭でっかちでバランスが悪く見えますが、体が大きくなれば目立たなくなるので気にしていません。あとは転覆に注意して、ゆっくり育てていきます。

さて、そろそろ親魚も起こして仔引きの準備。今年はどんな魚が産まれてくるでしょうか。

2015年3月1日撮影。