金魚のめがね

昆虫写真家、金魚と暮らす日々。

2014年01月

金魚らしく?

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大阪らんちゅう 孵化後35日目の稚魚

過密飼育のせいで、なかなか大きくならない大阪らんちゅうの稚魚たち。これまでに2回の選別を行ってその数は1/4ほどになりました。体長は2cm近くになりましたが、やはり残せる魚はなかなかいません。写真の稚魚たちも、みな尾などに欠点があるもの。残した魚とは別の容器に移して育てていきます。

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大阪らんちゅう 孵化後35日目の稚魚

鱗も生え、ずいぶん金魚らしくなってきた・・・と思うのは飼育者の欲目でしょうか。

大阪らんちゅう、その後も毎週のように産卵しています。小さい親なので1度に生む卵の数は200~400と少ないものの、2尾のメスが1日おきに産卵するので、そこそこ数は採れそう。ここからは選別を厳しくしていかないと、飼育が大変になりそうです。

分離

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大阪らんちゅう 孵化後28日(4週)目の稚魚

しばらく更新が滞っていましたが、稚魚たちはゆっくりと、けれども確実に成長しています。体長およそ13~15mm。体つきは太みをまし、ずいぶん黒っぽく、そして透けている部分が少なくなりました。よく見ると、これまで一体に見えていた、腹ビレと尻ビレ(楫ビレ)が分離してきたのも分かります。

ここへ至るまでに、尾を中心に2度の選別をし、個体数は約半分になりました。しかし横からこうして撮影しようと
マクロレンズ越しに見ていると、背中の凹凸が気になります。この個体などはまだマシな方。最終的に何尾残せるのか、不安も増す今日この頃。

ただし、今月に入って数尾のメスが産卵し、これまでに5腹がとれています。オスの組み合わせもいくつか試しているので、そのいずれかで、親魚を超えるようなよい魚が出てくれば・・・と夢見つつ、せっせとブラインシュリンプを与える毎日です。

2014年1月20日撮影

考えどころ

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大阪らんちゅう 稚魚 孵化後19日目

順調に経過している大阪らんちゅうの稚魚。孵化後19日が経ち、少し体長にばらつきが出てきて、約10~12mmに。その姿を4日前の画像と比べると、尾はいっそう開き、体には太みが出てきています。

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 大阪らんちゅう 稚魚 孵化後19日目

前回の掲載の後、1回目の選別を行い、フナ尾、極端なスボケ尾、体(背骨)に曲がりがあるものをハネました。残りおよそ150尾。ところが、選別の後に水槽の横から見ると、すでに背中のゴツゴツが目に付き始めています。一方、上見では尾のサシやツマミが気になり始めましたが、それらを全部ハネるとほとんど残らないでしょうから、次の選別でどこまで残すのか、考えどころです。

2014年1月11日撮影 

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(すばる)

金魚は津軽錦モザイク透明鱗. 

2014年1月9日撮影(背景は2013年11月撮影) 

そろそろ

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大阪らんちゅう 稚魚 孵化後15日目

孵化から15日が経った大阪らんちゅう。全長8~9mmほどになり、ずいぶん魚らしくなりました。尾も開きはじめています。


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大阪らんちゅう 稚魚 孵化後15日目

 横から見ると、まだ透き通っている部分も多く、稚魚らしい感じ。

しかし拡大撮影は残酷です。背の凹凸や曲がり、尾の開き(閉じ)具合など、欠点がよく見えてしまって、精神衛生上良くありません。そろそろ最初の選別をする時期が来たようです。約250尾のうち、どれだけ残すことができるでしょうか。

2014年1月7日撮影 
プロフィール

尾園 暁

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