金魚のめがね

昆虫写真家、金魚と暮らす日々。

2013年10月

コメット & 東錦 #1

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コメット

泳ぎの優雅なコメット。これも早春のころ、写真モデルとしてスカウトすべくあちこちの金魚店やペットショップを駆けまわり、結果として近所のペットショップで見つけた個体です。体型、ヒレの形、更紗の柄、すべてが気に入りました。

どこでも売っているような、小さなコメットだったのですが、これも屋外飼育していたら、過密気味の舟にも関わらず、どんどん大きくなり、いまでは尾ビレを含めた全長が18cmほどになりました。何より体に太み、厚みが出てきて嬉しい限り。こんな金魚になるものが、500円玉でお釣りのくる値段で販売されているのですから、ありがたいことです。

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(関東)東錦

東錦(関東東)の当歳魚。色、柄ともそれほど悪くないものですが、一時、穴あき病や尾ぐされ病を発症し、室内で治療していたため、ずいぶん白っぽくなってしまいました。今は屋外で他の金魚と混泳させていますが、食が細いので、食い負けているような気もします。今はまだ無理ですが、いずれ写真モデルにふさわしい姿になるまで、ここからじっくり育て上げて行きたいと思います。

2013年10月7日撮影

赤出目金 #1

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赤出目金

なんだかお気に入りの赤出目金。1月に弥富の金魚店で、赤出目金がたくさん泳ぐ水槽の中から選りすぐった1尾。体型と表情、ヒレの先まで赤い猩々であることが、写真モデルに良さそう!ということで選んできたものです。

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赤出目金 (上と同一個体) 

当時はいわゆる金魚すくいサイズだったのですが、春から屋外飼育していたら、みるみる大きくなりました。いまでは手のひらにずっしりとくるようなサイズ、重量感。ヒレ先は少し透明になってしまいましたが、色もよく揚がって写真映えする出目金になりました。

最近はあまり見かけない気がする赤出目金ですが、育て甲斐のあるいい金魚だなあ、と振り返る今日この頃です。

2013年10月7日撮影 

琉金の子どもたち

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琉金(普通鱗) ブロードテール♀ x キャリコ♂ or 飯田更紗♂

3月下旬生まれの琉金の子どもたち。数百尾いましたが、最近になって大半はペットショップに売却し、20尾弱を残すのみとなりました。完全な過密飼育だったのでまだ小さいのですが、ヒレを含めた全長で6cmくらいには育っています。普通鱗の個体は褪色の真っ最中で、いまはトラ柄、あるいはレッサーパンダ状態。ブロードテールの血を引いているので、どのヒレも長く優雅に伸び、特に横見では背びれの高さが目をひきます。

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琉金(紅白モザイク透明鱗) ブロードテール♀ x キャリコ♂ or 飯田更紗♂
 
こちらは同腹の透明鱗タイプ。ところどころにキラリと普通鱗の入るモザイク透明鱗がほとんど。普通鱗よりも多く生まれたので、結果として残している魚も普通鱗1にたいし、モザイク透明鱗2くらいの割合です。
こちらも多くの個体がヒレの長いタイプ。やはり背ビレの高さが目立ち、たいへん優雅です。

この先どう成長していくのか、目が離せない琉金の子どもたち。

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母魚

ちなみに母魚は、丸々としたモザイク透明鱗のブロードテール琉金です。今年はよく産んでくれました・・・。

2013年10月7日撮影

 

頂天眼 & 頂天花房 #1

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頂天眼

よく懐いている、お気に入りの頂天眼。ヒレの先まで赤い猩々の個体。よくお店で見かけるヒョロ長の頂天眼とは違って、ふっくらと丸みのある、中寸の体。背なりもきれいです。これで更紗だったら・・・と思いますが、それは欲張りか。最近、目が内側に傾いてきた気がして、少し気になっています。3月に弥富の鈴木金魚で購入した個体。

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頂天花房

7月だったか、横浜の丸文で購入してきた、頂点花房。同時に入荷した個体のなかには、褪色して紅白の更紗になりかけているものが多く、この個体もすぐに褪色するだろうと思っていましたが、3か月近くたっても黒いまま。やがては褪色するでしょうが、まだ当分の間、この黒い頂点花房を愛でることができそうです。

2013年10月7日撮影 

青文魚 #1

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青文魚

しばらく忙しくて更新が滞っていましたが、少し涼しくなって飼育も楽になりつつありますので、そろそろ再開します。

まずは6月に我が家にやってきた青文魚。当時横浜の丸文さんに入荷した数尾の中から、もっとも色が濃く、長手のものを選んできました。

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青文魚(上と同一個体)

過密気味の舟に入れているのであまり大きくはなっていませんが、それでも長さ比で1.3~1.4倍くらいにはなったでしょう。頭、体とも順調に育っています。 いずれ褪色しそうな気配はありますが、まだしばらくはこの色を楽しめそう。今後の成長にも期待の1尾です。

2013年10月7日撮影

プロフィール

尾園 暁

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