出目花房 (花房出目金)
昨年から飼育している出目花房のペア。オランダ体型の出目金で、竜眼と呼ばれる品種に似ていますが、鼻孔摺(鼻ひげ)がすこし発達したもの。現在は3歳だと思います。
出目花房 (花房出目金)
顔のアップ。花房と呼ぶにはいささか鼻孔摺が小さいですが、なかなか可愛い顔。肉瘤が発達してきそうな雰囲気もあります。
出目花房 (花房出目金) 左:メス 右:オス
白黒赤の三色になっていますが、もともとは「パンダ出目花房」として売られていました。なぜなら・・・
出目花房 (花房出目金) 上の写真と同じ個体(8か月前) 左:オス 右:メス
半年ほど前までは、このようにパンダ柄だったからです。高水温の影響でしょうか、この夏、一気に褪色が進みました。体の大きさは今とあまり変わっていませんが、比較すると尾が大きく伸びたことがよく分かります。
出目花房 (花房出目金) 当歳魚 上写真のペアの仔
そして今年4月には、上のペアが産卵。仔魚がたくさん採れました。稚魚ミックスというエントリーの最後に載せた2枚の写真が出目花房の仔たち。品種としての完成度が高いのか、ハネはほとんど出ず、体型も色柄も安定していました。多くは最近になってペットショップへ里子に出しましたが、この5尾だけ残しています。
出目花房 (花房出目金) 当歳魚 パンダ柄
まだあどけなさを残す当歳魚。この3尾はまだパンダ柄。可愛い盛りです。尾が大きく、長めのオランダ体型で、親魚によく似ています。ただし鼻ひげの発達はほとんど見られません。もう少し大きくなってからでしょうか。
出目花房 (花房出目金) 当歳魚 青文体色
なかには青文魚のような体色をもつ個体も。これもやがては褪色して白くなってくるのでしょうか。
出目花房 (花房出目金) 当歳魚 パンダ柄→更紗に
室内飼育で水温が高かったためでしょうか、室外飼育中の親魚よりも褪色が進み、、赤白の更紗模様になった個体もいます。現在パンダの個体も、同じような更紗になるのでしょう。これはこれで可愛いものです。
2013年10月16日撮影