金魚のめがね

昆虫写真家、金魚と暮らす日々。

アライグマ騒動

屋外での金魚飼育を始めて2年半ほど。数か月前から、屋外飼育場でフードタイマーが壊されたり、餌の入った密閉袋が切り裂かれて中身を食べられたりといったことが起きていました。しかし魚には被害はなく、どうせカラスかハクビシンあたりがイタズラしているのだろうと、あまり深刻にもとらえていなかったのですが、先月になってそうもいっていられない状況となりました。

飼育しているコンテナには、鳥獣害防止策として金網を着け、その上に重石を載せていたのですが、その重石をずらして金網の隙間から手を入れたようで、中に入っていた大阪らんちゅうの当歳魚、約20尾が全て食べられてしまったのです。隣に置いてあったコンテナも同じ被害に遭い、計約40尾を一夜にして失ってしまいました。後に残ったのは水底に沈んだ鱗だけ・・・

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金網に残った体毛

残された体毛や状況から見て、犯人はアライグマと推定。これはまずいと重石をレンガからコンクリートブロックにして数を増やし、水深を浅くして網の隙間から手を入れても届かないように工夫しました。その結果、4週間ほどは何事もなく過ぎて、ああこれで大丈夫かと安心していたのも束の間・・・

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投げ飛ばされたブロック、引きちぎられた金網、からっぽの水槽・・・

またやられました。1度目と同じような状況で、今度はいくつものコンクリートブロックを投げ飛ばし、網を留めていた結束バンドを引きちぎって、大阪らんちゅう当歳魚約30尾が被害に。またも水底にキラキラと光る鱗だけを残して・・・。頭がいい上に腕力があるという、最悪の生きものに目をつけられてしまったようです。

おかげで今年の大阪らんちゅうはほぼ壊滅。品評会を目前に控えた時期に、悲惨な状況になりました。

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業者の方による、カゴ罠の説明

これはもう防御だけでは限界があると市に相談したところ、すぐに駆除業者を手配してくれ、翌日にはカゴ罠を設置することができました。特定外来生物であるアライグマ*の被害に対しては、無料で相談・駆除の手続きをしてくれる自治体も多いようです。

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設置したカゴ罠

このカゴ罠、仕掛けは単純で、餌の入った網袋を持ち去ろうと引っ張ると、ストンと蓋が締まるようになっています。餌にはアライグマの好むフルーツや実績があるという菓子類を使い、撒き餌として金魚の餌を周辺にパラパラと。

すると3日目の朝、撒き餌や菓子類を食べにきたアライグマの足跡がくっきりと残っていました。罠の中にも足跡がありましたが、残念ながら撒き餌だけ食べて帰ったようです。

その後数日、気配を感じない日が続きました。そして6日目。

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捕まったアライグマ

とうとう入りました。見事なアライグマの成獣です。憎き金魚の敵なので懲らしめてやりたいところですが、下手に手を出すと反撃されかねませんので、再び業者を呼んでカゴ罠ごと引き取ってもらいました。

これで一安心、と言いたいところですが、アライグマは群れで行動することもあるため、残党がいる可能性も考慮して新しい罠を設置。しばらく様子見です。

屋外飼育されている方へ。一度目をつけられてしまうと、金網や重石などではまったく歯が立ちません。60Lくらいのプラ舟だとひっくり返してしまうこともあると聞きます。また、ベランダや屋上でも被害に遭うことがあるようです。アライグマのいる地域ではくれぐれもお気をつけて。

*北米原産の哺乳動物であるアライグマは、そのルックスの愛らしさから日本にもペットとして輸入されて飼われるようになりましたが、実は非常に気性が荒く、飼いきれなくなって放たれる事例が多かったようです。その結果、現在では野外で繁殖して各地で増え、農作物などに甚大な被害を与えるようになりました。また寄生虫などの感染症の媒介をすることもあり、2005年には外来生物法によって特定外来生物指定を受け、現在では輸入や譲渡、飼育や移動が禁じられているほか、各地で駆除が進められています。

- 降 - (2013)

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- 降 - (2013)

桜東錦。水面からこちらに向かって下降中。 

- 見得 - (2014)

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- 見得 - (2014)

自家産のブロードテール琉金。色変わりの途中、ふっと見せた表情を。 

- 高揚 - (2014)

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- 高揚 - (2014)

2014年夏、作出者の小野さんご自身に選んでもらった、いわきフラっこ。

第22回 金魚日本一大会へ 後編

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大阪らんちゅう

金魚日本一大会の出品魚から優勝魚ではないものの、気になった魚たちを少しだけ。

まずはその他ランチュウ型、親魚の部に出品されていた大阪らんちゅう。全体のバランスがよい、たいへん美しい魚でした。

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変わり竜

その他(ABCD以外)という、いわば何でもありの混沌とした部門に出品されていた変わり竜当歳。

この部門、もうちょっと何とかならないものでしょうか。確かにこの部門、異品種間交配や突然変異で生まれたと思われる「なんじゃこれ?」と思うような変わった金魚も出ているのですが、穂竜や変わり竜のように品種として認定され、ある程度浸透しているものまで一緒にされると違和感を感じざるを得ません。

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穂竜

これも同じ部門に出品されていました。美しい穂竜。

これだけ美しい金魚なのですから、出品数が増えて独立した一部門を作れるようになるといいですね。

本当は他にもいろいろ撮っているので載せたかったのですが、昨日書いたように洗面器の水に入った塵や埃の映り込みがひどく、画像処理では対処できなくて断念しました。風の強い日はそういった鑑賞上の障害についても、対処を考えていただければありがたいなと思います。

 2015年10月25日撮影 愛知県弥富市 海南こどものくに 第22回金魚日本一大会にて
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