金魚のめがね

昆虫写真家、金魚と暮らす日々。

オランダシシガシラ #1

オランダシシガシラ横見-白バック
オランダシシガシラ

我が家のオランダシシガシラ。2か月ほど前に撮影したものですが、現在はさらに肉瘤が発達してきたようです。

この冬、お店の水槽にいた多くの更紗オランダの中から撮影用モデルとして選んできた個体で、身体の上下で染め分けた赤白更紗と、各ヒレに赤が入っているのがお気に入り。購入時は分かりませんでしたが、オスだったようで、春になって胸ビレに追星が出てきました。しかし掛け合わせる相手もいないので、オス金魚ばかりのプラ舟で飼育中です・・・。

第31回 日本観賞魚フェア ( 2013 )

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タワーホール船堀

春の一大金魚イベント、日本観賞魚フェアをはじめて訪れました。藤沢からだと電車で1時間半かかってしまう遠いところです・・・が、駅前の会場、タワーホール船堀の玄関周辺には、金魚ののぼりがいっぱい立っていて、一気に期待が高まります。

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 日本観賞魚フェア 2013 会場 

受付で入場料を支払い、さっそく会場へ。整然と並べられた水槽、水槽、また水槽・・・。ちなみにこのイベントは金魚だけでなく、メダカやグッピー、ディスカスなどの観賞魚のほか、美しく水草をレイアウトした水槽展示など、多様な世界が広がります。関連メーカーさん、金魚店などの出展もあるほか、一角では抽選会も行われていて盛り上がっていました。

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タイル細工

さまざまな展示の中でも特に目をひいたのが、木の板に小さなタイルを埋め込んで作られた、この金魚アート。土佐錦、パンダ蝶尾、らんちゅうが現物に忠実でありながら、またさらに美しく表現されていて、思わず欲しくなってしまいました。

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 お出迎えの金魚たち

さて、いよいよ金魚たちとのご対面です。養魚場さんが展示されている金魚のほか、会場で行われる品評会の総合優勝魚も。訪れたみなさんが携帯やカメラで次々に撮影されていました。しばらく順番待ちをして、ぼくもようやく撮ることができました。見事な大きさの更紗琉金です。

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和金

赤と白の配色、柄が美しい更紗和金。

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変わり朱文金?

白黒の2色に染め分けられたシックな朱文金。

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ブリストル朱文金

体高のあるブリストル。

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見覚えのない金魚でしたが、会津じょっこ、あたりでしょうか。

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コメット

お店で打っている小さなコメットも、うまく育てればこうなるのか、という見本のような魚たち。

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高頭丹頂

肉瘤がベレー帽のように覆いかぶさった見事な丹頂。若い魚なのか、表情はあどけなさを残しています。

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日本オランダ

長手のオランダシシガシラ。人気のある魚種らしく、ほかにも多数出展がありました。

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オランダシシガシラ

こちらは丸手のオランダ。体の紅白更紗はもちろんですが、ヒレへの赤の入り方がとても素敵でした。

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桜東?

桜東錦かと思いましたが、ずいぶん長手。浜茜という品種かもしれません。

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茶金

ふつうは丸手のものが流通していますが、これはずいぶん長手。すらっとして格好いい金魚です。

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東錦

長手の東錦。エラが透けて赤く見え、青い体との対比がとてもきれいでした。

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高頭丹頂

前見えてるの?と余計な心配をしてしまうほど、肉瘤の発達した丹頂。

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アルビノ ――― ?

アルビノの桜東?なんだか元気がなく、家に帰りたそうでした(笑)

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青文魚

美しい青文魚。ところどころに入った茶色の斑紋も綺麗で目を引きます。

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日本オランダ

見事なフンタンをもつ長手のオランダ。柄と色合いも素晴らしいものでした。

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ブルースター

東錦の変わり柄だと思っていましたが、こんな名前がついていたようです。確かに青みがつよく、独特の雰囲気。

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高級金魚オークション

会場では15時から高級金魚のオークションがあります。らんちゅう、地金、ナンキン、はたまた珍種の金魚など、次々に出てくる金魚たちに会場の熱気は最高潮。司会の方の掛け声に合わせ、〇千円!〇千〇百円!と次々にせりあがる値段。ぼくもこっそり参加して、1尾持ち帰ることになったのは内緒です。

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東海錦

ヒレの長さも、調色も見事な東海錦。いい金魚です。

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地金

こちらもお見事。地金の親魚。まさに見本のような魚です。

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地金

こちらはまだ若い地金。

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三州錦

地金とらんちゅうのいいとこ取り、三州錦。

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江戸地金と藤六鱗?

地金の体型と尾びれでしたが、それぞれキャリコ柄と桜柄。

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京錦?

いわゆる京錦ではないかと思いますが、体型も柄もとても素敵な金魚。こんな金魚、欲しいなあ・・・。

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銀魚

銀魚。色変わり前と後の個体が、まるで絵のように並んでくれました。

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らんちゅう

らんちゅうも出展多数。お店では見られないような見事な個体がたくさんいました。眼福眼福。

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これ好き(笑)。桜錦のヒレが伸長したような金魚。なんというのでしょうか。

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これもいい。江戸錦のヒレを極端に伸ばしたような個体。京錦の範疇かな?

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大阪らんちゅう

期待した大阪らんちゅうは、すごい!と思える個体こそいませんでしたが、これは中でもいい魚。柄といい、体型といい、おお~っという感じ。


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大阪らんちゅう

こちらはちょっと怖い顔。

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花房?

肉瘤バリバリですが、花房かな?むしろ、らんちゅうに花房がついたようにも見えます。

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これ、品種が思い浮かびませんでした。秋金、津軽錦あたりの流れかなと思いますが、よく分かりません。すらっとした体形と尾びれが涼やか。

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津軽錦

やっぱりこうでなくっちゃ。津軽錦。

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津軽錦

津軽らしい色合いの個体。これからゆっくり色変わりするのでしょう。

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ナンキン

華やかなナンキン。きれいだ!

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秋金

背びれのない丸手のオランダといった風情。秋金でしょうか。

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らんちゅう

素人目にもいいらんちゅうでした。正直、らんちゅうの魅力がよく分かっていないのですが、こんな魚なら飼ってみたいと思わせる何かがあります。

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江戸錦

強面の江戸錦。色のバランスがとてもいい感じ。丸っこい体型も愛嬌があって素敵です。

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ナンキン

最近気になっているのがナンキン。本場の島根に見に行きたい。

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クマノミ金魚

美しく調色されたクマノミ金魚。素晴らしい完成度。一般にも流通するようになったら、手に入れてみたい魚のひとつです。

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ピンポンパール

観賞魚店で見かけるピンポンパールは、大きくても本当のピンポン玉サイズですが、こいつはけた外れ。ソフトボール、いやそれ以上の大きさがありました。ピンポンパールなんて呼び名は失礼にあたるのかも(笑)。

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浜錦

素赤の綺麗な浜錦。丸い体、鱗並びがよく、特徴である頭の肉瘤もよく出ていて、とても気に入りました。

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高頭パール?

透明鱗の浜錦、あるいは高頭パール。黒目勝ちの目がキュート。

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桜土佐錦

桜体色の土佐錦。時々見かけますが、ここまで体型がよく、尾の大きな個体には、なかなかお目にかかれません。
欲しい・・・。

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土佐錦魚

見事な反転尾をもつ土佐錦魚。このイベントでは、金魚はすべて水槽に入れられて横から見るようになっているのですが、せめて土佐錦魚は上から見たかったなあ。

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オーロラ?

まったく詳しくありませんが、川原金魚と呼ばれるものだと思います。オーロラという品種かな。

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ミューズ?

ミューズ(右)と翠錦(左)?

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穂竜

美しい黄金色に輝く穂竜。控えめな出目と肉瘤も味わいがあります。

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変わり竜

穂竜の色違いといってよさそうな、変わり竜。赤が入っているので五花竜と呼ばれるタイプでしょうか。メガネをかけたような目も可愛い。

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ダルマ出目金?

かわいい!

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妙に風格を感じた金魚。なんだろう?

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奥は竜眼に見えます。手前は何?孔雀尾がついていたように記憶していますが、ちょっと分かりません。

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琉金

オーソドックスな琉金もまた、いい個体が勢ぞろい。思わず連れて帰りたくなるような個体がいっぱいです。

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琉金ショートテール

手のひらからゆうにはみ出すような、巨大なショートテール琉金。体型もお見事。

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琉金

これも大きかった。このサイズで転覆しないで、健康に泳いでいるのもすごいなあ。

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琉金ショートテール

ダルメシアンのような柄。シックなモノトーンのショートテール。これも素晴らしいサイズでした。

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琉金ショートテール

ショートテール琉金は、大サイズで体型のよいものがそろっていました。色合いも魅力的です。

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琉金ブロードテール

同じくとても大きなブロードテール琉金。この色、いいなあ。

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キャリコ

キャリコ琉金もとにかく大きいこと。ここまで大きな金魚を並べられると、大きいことはいいことだ!と思ってしまいそうになりますが、いやいや、そんな金魚を飼うスペースはどこにもない・・・と我に返るのです。

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福だるま?

透明鱗の鮮やかな赤、つぶらな黒目、この顔がたまりません。

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キャリコ玉サバ?

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玉サバ?

会場にいたのは2時間あまり。当初は全ての金魚を撮影するつもりでしたが、とてもそれはかないませんでした。そこで会場を歩きながら気になった金魚だけを厳選して撮影&ご紹介してきました。個人の嗜好がかなり反映されていて、偏ったラインナップとなっていますが、楽しんでいただけたなら幸いです。

はじめて訪れた観賞魚フェアでしたが、予想以上の充実ぶりにびっくり。オークションでのお土産もできて、楽しい一日でした。来年も訪れ、数多くの素晴らしい金魚を間近で楽しみたいものです。

2013年4月12日 第31回 日本観賞魚フェアにて

大阪らんちゅう #1

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大阪らんちゅう 孵化当日の稚魚

4日前に採卵、人工受精させた大阪らんちゅうの卵。その卵が今朝になって孵化をはじめました。気が付けば、卵を入れておいた白い容器いっぱいに、針の先のような稚魚たちが。まだ泳げないので、容器の底や壁に張り付いています。

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孵化 水槽の様子

その様子がこちら。これでも全部ではなく、全体の半分くらいでしょうか。ただ残念なことに、すでに死んでいるものや、骨が曲がった奇形の個体も確認できます。この中からどれくらいの数を、よい大阪らんちゅうとして育てることができるでしょうか。

まずは3日後にはじまる餌やりの心配から。ブラインシュリンプの幼生を与えるのですが、すでに飼育している琉金の稚魚に与える分だけでもけっこうな量なのに、その倍以上の量が必要になりそうです。ブラインシュリンプ作りや餌やりについて効率の良い方法を考えなければ、仕事をする時間がなくなってしまいそう・・・。

2013年4月10日 自宅にて 

水泡眼 #1

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水泡眼(すいほうがん)

今日の金魚は水泡眼。目の下の袋は、眼球の角膜が肥大化したもので、中はリンパ液で満たされているため、泳ぐとプルプルと揺れます。

もともとこういった奇抜な姿の金魚はどちらかというと気持ち悪い、という印象で好きではなかったのですが、金魚の産地としてよく知られる愛知県弥富市のお店を訪れた際、このキャリコ体色の水泡眼に出会い、一目ぼれして連れて帰ってきました。余談ですが、地元の金魚屋さんはこの体色の水泡眼を「キャリ水(スイ)」と呼んでいて、思わず笑ってしまいました。

あまり好きではないはずだった水泡眼が、いまではカワイイと思えるから不思議です。特にこの個体は左右の目と水泡の色が、それぞれ補い合うように違う色をしているところが、個人的にツボにはまりました。

キャリスイは今日もプルプル水泡を揺らし、元気に泳いでいます。

2013年4月9日 自宅にて 

出目花房 #1

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出目花房 (花房出目金) ♀

今日の写真は、パンダ出目花房という名で売られていた、白黒模様の花房出目金。その名の通り、出目金のように突き出た目と、鼻の穴の部分に花房とよばれる、ふさふさの突起物(鼻孔摺)があるのが特徴です。この個体はたいへん人懐こく、人の姿を見ると慌てて寄ってきます。

我が家にきたのはまだ寒い1月でしたが、室内で飼育していたところ、3月に同品種の♂との間に卵を産み、現在も稚魚を飼育中です。まだ親とは似ても似つかない姿の稚魚たちですが、毎日ブラインシュリンプを食べてすくすくと育っています。

この品種は個体によって出目金のように目が出たり、あるいはほとんど出ずに普通の金魚のような目をしていたりと、変異があるようです。稚魚たちがどんな姿に育っていくのか、楽しみで仕方がありません。

2013年4月8日 自宅にて 
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